営業代行をしているフリーランスが儲からない理由と、その解決方法を現場目線で解説します。

◆ビジネス書サマリー
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なぜ、営業代行は儲からないのか?

営業代行の仕事はすぐに取れます。

フルコミッション案件であれば、営業経験者なら比較的簡単に仕事は見つかります。

成果を出せばコミッションも高額です。

頑張れば頑張っただけ稼げる仕事。

それも間違いありません。

しかし、生涯年収という視点で見ると、営業代行という働き方は決して効率が良いとは言えません。

なぜでしょうか。

理由は大きく2つあります。

一つ目は、単発の仕事ばかりで収入がストックされないことです。

営業代行は案件を獲得し、契約が終われば報酬も終わります。

翌月にはまた別の案件を探す。

また営業する。

また商材を覚える。

また成果を出す。

営業の仕事をしているのに、自分自身も営業し続けなければならないのです。

営業力は身に付きます。

経験も増えます。

しかし、自分の資産はほとんど積み上がりません。

二つ目は、流行の商品ばかりを追い掛ける「オポチュニティーシーカー」になりやすいことです。

今売れる商材。

今流行しているサービス。

話題の生成AI。

SNS運用。

MEO。

採用支援。

営業代行という仕事は、その時代に売れる商品を販売する仕事です。

もちろんそれ自体は悪いことではありません。

しかし、商品には必ずプロダクトライフサイクルがあります。

売れ始める。

競合が増える。

価格競争になる。

販売数が落ちる。

そしてまた新しい商材を探す。

これを繰り返している限り、自分自身のビジネスは積み上がりません。

オンライン面談が普及した現在では、営業代行やテレアポの仕事は在宅でもできるようになりました。

海外へ移住しながら働く人。

地方で生活しながら都市部の案件を受ける人。

副業として営業代行を始める人。

市場は確実に拡大しています。

一方で参入者も増えています。

つまり、営業代行そのものは需要があります。

しかし、その働き方だけでは将来に不安を感じる人も少なくありません。

では、どうすればよいのでしょうか。

私は、商品やサービスを販売する営業代行ではなく、

「自分の顧客を持てる営業」

をおすすめします。

営業代行として最も価値があるのは、一度契約を取ることではありません。

お客様との信頼関係を築き、継続的に提案できることです。

本来営業とは、一回売って終わる仕事ではありません。

困り事を聞き、

新しい情報を届け、

必要なタイミングで最適なサービスを紹介する。

これを長く続ける仕事です。

しかし、多くの営業代行案件では、それができません。

顧客は会社のものだからです。

契約が終われば担当も終わります。

リピート売上が発生しても報酬対象外だったり、2年目以降はコミッション率が下がったりするケースも珍しくありません。

つまり、自分が頑張って築いた信頼関係が、自分の資産にならないのです。

これは非常にもったいないことではないでしょうか。

私は以前、大手保険代理店に在籍していました。

その創業者は営業時代、年俸8億円を稼いでいました。

特別な営業トークがあったわけではありません。

魔法のクロージングがあったわけでもありません。

やっていたことは驚くほどシンプルでした。

定期的にお客様へ連絡する。

近況を聞く。

困り事を聞く。

そして、その時のお客様に合った新しい商品やサービスを紹介する。

ただ、それだけです。

営業とは商品を売る仕事ではありません。

信頼を積み重ねる仕事なのです。

心理学には「単純接触効果」という考え方があります。

人は何度も接触する相手ほど、信頼しやすくなると言われています。

営業も同じです。

一度契約をいただいたお客様へ定期的に連絡を取り続ける。

困った時に一番最初に思い出してもらえる存在になる。

そうすると、お客様は新しい商品が必要になった時も相談してくれます。

だから本当に資産になるのは、商品ではありません。

顧客です。

営業代行やテレアポの経験があるのであれば、その能力は新規開拓だけに使うのはもったいないと思います。

既存顧客との関係づくりにも活かすべきです。

リピート売上からも正当に評価される。

同じお客様へ、時代に合わせて新しいサービスを紹介し続ける。

そんな営業スタイルの方が、長期的には大きな資産になります。

AIが普及しても営業代行やテレアポの仕事はなくなりません。

むしろ商品やサービスが増え続けるほど、「誰から買うか」の価値は高まっていきます。

だからこそ営業という仕事は、これからも必要とされ続けます。

せっかく営業力を身につけるのであれば、その力を「時間の切り売り」で終わらせるのではなく、「顧客という資産」を積み上げる方向へ使ってみてはいかがでしょうか。

たくさんの商品やサービスを取り扱うことができる。

リピート売上も継続して評価される。

新しいサービスも次々に追加される。

そんな営業をライフワークとして続けられる環境をお探しでしたら、ぜひ一度ご相談ください。

執筆者:柳澤 研
ハイタッチ・マーケティング有限責任事業組合 職務執行者
※スモールビジネス支援の現場で感じた独断と偏見をお伝えしています。

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