東京の中小企業必見! 安全・安心な製品開発を応援する都の支援制度

助成金、補助金、公的融資、etc.
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安全と安心は、私たちが日々の生活を送る上で欠かすことのできない大切な要素です。しかし、近年の自然災害や犯罪、感染症の脅威など、様々な危機に晒されています。東京都が中小企業向けに実施している「安全・安心な東京の実現に向けた製品開発支援事業」は、こうした課題に対処するための製品やサービスの開発を支援するものです。本ブログでは、この事業の概要や支援内容、申請手順、期待される効果などについて詳しく解説していきます。

安全・安心な東京の実現に向けた製品開発支援事業とは

safety

東京都内の中小企業を対象に、安全・安心な製品や技術の開発・改良及び普及促進を支援する製品開発支援事業があります。この事業では、東京の社会をより安全で安心なものにするだけでなく、都内の産業の活性化も目指しています。

この製品開発支援事業では、以下の目的を持って中小企業をサポートしています。

安全対策の充実

自然災害の激甚化や頻発化、サイバー攻撃の高度化・巧妙化、無差別犯罪・事故の発生など、さまざまな危機への対処が求められています。中小企業が優れた製品や技術を開発・改良・実用化することにより、東京の安全対策を充実させる支援を行っています。

事業リスクの軽減

中小企業が直面する事業リスクを最小化するための製品や技術の開発も支援しています。安全性や信頼性を高める新たなアイデアやソリューションを提案し、事業の安定化や継続的な成長を支えます。

感染症対策の強化

特に最近では、感染症対策が大きな課題となっています。中小企業が感染症に対して有効な製品や技術を開発・普及させることで、東京における感染症リスクを軽減する取り組みを行っています。

セキュリティ対策の向上

情報の高度化に伴い、セキュリティ対策の重要性がますます増しています。中小企業がセキュリティに特化した製品や技術を開発することで、東京の情報セキュリティレベルの向上を図ります。

子どもの安全対策の推進

東京では、子どもの安全対策も重要なテーマです。中小企業が子どもの安全に貢献する製品や技術の開発を支援し、都内の子どもたちの安心・安全な成長環境を促進します。

東京都の製品開発支援事業には、これらの目的に基づいた具体的な支援内容が用意されています。中小企業の皆さんは、この機会を活用して、東京の安全・安心な社会の実現と自社の成長、市場競争力の向上に積極的に取り組んでください。

対象となる中小企業

startup

この製品開発支援事業の対象は、東京都内で事業を展開している中小企業者です。具体的には、以下の条件を満たす企業や個人事業主が申請することができます。

本店または支店が東京都内にあり、1年以上の事業活動を実施していること

申請する企業は、東京都内に登記簿上の本店または支店を有し、実際に1年以上にわたって事業活動を行っている必要があります。

将来的にも東京都内で事業を継続する予定があること

申請する企業は、将来的にも東京都内で事業を継続する予定がある必要があります。

ただし、NPO法人は中小企業基本法上の中小企業に該当しないため、この製品開発支援事業の対象外となります。

また、製造設備を持たないファブレス企業でも申請可能ですが、自社で開発の主要な部分を行うことが条件となります。

他の公的機関や国が実施する同じテーマの助成金にも申請できますが、採択された場合はどちらか一方を選ぶ必要があります。

一方で、公社の他の助成事業と同じテーマでの併願申請はできません。ただし、テーマや経費の内容が異なる場合には申請が可能です。

前年度には異なるテーマで採択され、助成事業が進行中の場合でも、異なるテーマや経費の内容で申請することができます。

以上が、この製品開発支援事業の対象となる中小企業の概要です。申請を検討する際には、詳細な要項を確認し、対象条件を満たしているか確認しましょう。

支援内容

manufacturing

支援内容は以下の3つのカテゴリに分けられます。

先導的ユーザーへの導入費の支援

  • 助成限度額: 200万円
  • 助成率: 1/2以内
  • 対象経費:
  • 原材料・副資材費
  • 機械装置・工具器具費
  • 委託費
  • 直接人件費

展示会出展費・広告費の支援

  • 助成限度額: 150万円
  • 助成率: 1/2以内
  • 対象経費:
  • 出展小間料
  • 広告費

開発・改良に要する経費の支援

  • 助成限度額: 1,500万円
  • 助成率: 2/3以内
  • 対象経費:
  • 原材料・副資材費
  • 機械装置・工具器具費
  • 委託費
  • 産業財産権出願・導入費
  • 直接人件費

これらの支援内容により、中小企業者の製品や技術の開発・改良・普及促進が助成されます。助成金の申請を通じて、安全・安心な東京の実現と東京の産業の活性化に貢献することが目指されています。

助成金申請手順

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助成金を申請するための手順は以下の通りです。

  1. 公募要領の確認とエントリー: 東京都中小企業振興公社の公式サイトにアクセスし、公募要領を詳しく確認します。特に、対象となる中小企業や助成内容について注意深く読みましょう。それから、申請前エントリーをするために、指定の期間内に必要事項を入力して登録します。

  2. 申請書の作成: 公社の公式サイトから申請書をダウンロードし、必要事項を入力して作成します。申請書には企業情報やプロジェクト概要、経費予算などが含まれます。正確かつ詳細に情報を記入することが重要です。

  3. 電子申請: 申請書の作成が終わったら、指定の期間内にJグランツを利用して電子申請を行います。Jグランツにアクセスし、申請書の情報を入力・アップロードします。申請書の提出が完了したら、受付完了メールが届くので確認しましょう。

  4. 書類審査: 提出された申請書は書類審査が行われます。書類審査では、提出された情報や計画の適切性、助成金の対象性などが評価されます。書類審査結果に基づいて、面接審査へ進むか審査除外となるかが決定されます。

  5. 面接審査: 一次書類審査を通過した場合、面接審査が行われます。面接では、プロジェクトの具体性や実現可能性などについてさらに詳しく話す機会が与えられます。面接審査結果に基づいて、最終的な助成対象者が決定されます。

  6. 助成対象者決定: 面接審査が終了した後、助成対象者が決定されます。審査結果は、Jグランツを通じて全ての申請者に通知されます。助成金の採択が確定した場合、助成金の受給手続きに進むことになります。

以上が助成金申請の手順です。助成金を受けるためには、公募要領をよく読んで詳細を理解し、必要な手続きを正確に行うことが大切です。申請書の作成や提出期限に十分注意し、助成金を活用して事業の発展を目指しましょう。

事業の目的と意義

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本事業の目的は、安全と安心をテーマにした製品や技術の開発、改良、そして普及促進を支援することです。現代社会では、自然災害やサイバー攻撃などの危機が激増しており、その対処が喫緊の課題となっています。そのため、東京都内の中小企業者による優れた製品や技術の開発や改良を支援することで、安全と安心な東京を実現し、産業の活性化を図ります。

この事業は、安全と安心な東京の実現に向けて重要な役割を果たします。具体的には以下のような意義があります。

  1. 自然災害のリスクに対処する製品・技術の開発:地震や津波などの自然災害に対して、新たな製品や技術を開発することで、防災活動や復旧・復興作業を効率化し、被災地の安全と安心を実現します。

  2. サイバーセキュリティの強化:サイバー攻撃や情報漏洩などのリスクに対処するため、監視・検知システムや情報セキュリティ対策などの製品や技術の開発を支援します。これにより、企業や個人の情報の保護が向上し、安全なオンライン環境が実現します。

  3. 児童の安全確保:子供たちの安全を守るために、事故や災害対策の製品や技術の開発を支援します。窒息事故や転落事故などの防止策を推進し、子供たちの安全な成長環境を整えます。

  4. 新たなビジネスチャンスの創出:本事業により、中小企業者は自社の製品や技術を開発・改良し、安全と安心に寄与することができます。これにより、新たなビジネスチャンスの創出と成長が期待され、都内の産業の活性化につながります。

以上のような目的と意義を持つ本事業は、東京都内の中小企業者にとって大きな支援の機会となります。安全と安心をテーマにした製品や技術の開発に取り組む中小企業者は、公益財団法人東京都中小企業振興公社の助成金を活用し、産業の発展に貢献していくことが期待されています。

まとめ

本事業は、東京の中小企業が安全と安心に関する製品や技術を開発・改良し、都内の産業活性化に寄与することを目的としています。自然災害やサイバー攻撃への対策、児童の安全確保など、さまざまな社会的課題に取り組むことで、より安全で安心できる東京の実現が期待されています。中小企業は、この助成金事業を活用して、自社の製品や技術の強化を図り、新たなビジネスチャンスを創出することができます。安全・安心は今後も重要な課題であり、本事業は中小企業の成長と東京の発展につながる良い機会といえるでしょう。

よくある質問

製品開発支援事業の対象となる中小企業の条件は何ですか?

この事業の対象となるのは、東京都内に本店または支店を持ち、1年以上の事業活動を実施している中小企業者です。ただし、NPO法人は対象外となります。また、製造設備を持たないファブレス企業でも申請可能ですが、自社で開発の主要な部分を行う必要があります。

この事業で受けられる支援内容にはどのようなものがありますか?

本事業の支援内容は、先導的ユーザーへの導入費、展示会出展費・広告費、開発・改良に要する経費の3つのカテゴリに分かれています。助成限度額や助成率も各カテゴリで異なるため、詳細な要項をよく確認する必要があります。

助成金の申請手順はどのようになっていますか?

助成金の申請手順は、公募要領の確認とエントリー、申請書の作成、電子申請、書類審査、面接審査、そして最終的な助成対象者の決定という流れになっています。期限や提出方法など、各ステップの詳細に注意を払う必要があります。

この事業の目的と意義はどのようなものですか?

本事業の目的は、安全と安心をテーマにした製品や技術の開発、改良、そして普及促進を支援することで、東京の安全と安心の実現と産業の活性化を図ることです。具体的には、自然災害対策、サイバーセキュリティの強化、児童の安全確保などに寄与し、新たなビジネスチャンスの創出にもつながります。

出典元:安全・安心な東京の実現に向けた製品開発支援事業 | 事業 | 東京都中小企業振興公社 (tokyo-kosha.or.jp)


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